前回に引き続き

Lugard Leather

 

皆様こんにちは。

今回は、前回に引き続き、新作で使用しているルガードについて詳しくお話したいと思います。

トワクレが使用しているのは、ベルギーのタナリー・マズール社のショルダーです。

タナリー・マズール社は1873年創設、ベルギー唯一のタンナー(ベルギー王室御用達)でフランスとの国境に近いエステンブルグにあります。

ヨーロッパ産の最高品質の牛原皮のみを使用しケブラコ、ミモザ、栗の木からのタンニンを使用しピット槽に漬け込む

伝統的な植物タンニン鞣し製法によって、じっくりと日数をかけて生まれてくる革です。

そんな伝統あるタナリー・マズール社ですが、品質とサービスだけでなくエコロジーにも重点を置いていて、

自然環境保護のため汚水処理のリサイクル及び、効果的な水の利用法をプログラムに組み込んでいます。

美しい革を作成してる裏側には、地球にも優しい活動をしているタナリー・マズール社の心美しさにも圧倒されますね。

 

使用しているショルダーの革は、繊維が比較的一定です。その為、シボ出ししたときにシボが揃いやすくなるのが特徴です。

そのルガードを作る工程は、鞣すまでは他の革と同じですが、普通の革の二倍以上の時間を掛けて作っているそうです。

時間を掛けることで生まれる独特の光沢や高級感の秘訣だと私は思いました。

トワクレのブランドコンセプトでもある、”決して妥協することなく、満足のゆくまでじっくりと丁寧にトキかけて、最高のものづくりを行う。”に

適した革といっても過言ではないでしょう。改めて、奥深い革だと確信致しました。

 

いかがでしたか。

二回に渡ってルガードの革の魅力を語らせて頂きました。

私たちが見るだけでは分からないことだったり、その革に込められている想いが

詰まっているんだとこのルガードを通して感じました。

新たに知ることによって今より更に、愛着が沸き、特別な一品となるのではないでしょうか。

それでは。